尾瀬とは

| 尾瀬とは


尾瀬は福島、群馬、新潟三県に渡り山々に囲まれた高地で、尾瀬ヶ原、大江湿原といった湿地帯や尾瀬沼そして至仏山、燧ヶ岳などの山々からなる一帯を総称しています。
この地域は国立公園保護地域、特別天然記念物に指定されており、歩道以外への立ち入りが制限されるなど長年の環境保護活動により自然環境が保たれ、四季折々の自然な姿に触れることができます。
水芭蕉や、ニッコウキスゲなどそれぞれの季節によって咲き誇る花々や至仏山、燧ヶ岳などへの登山など変化に富んだ自然を楽しんでみてください。

| 季節の見どころ

5〜6月
(春)
ミズバショウ

リュウキンカ

ミツガシワ

7月〜8月
(夏)
ワタスゲ

ニッコウキスゲ

キンコウカ

9月〜10月(秋) 紅葉

| 尾瀬のみどころ

・尾瀬沼
燧ヶ岳の噴火により出来た日本でも有数の高地にあるこの湖です。林道が整備されておりアップダウンが少ないため歩きやすく、尾瀬沼からの燧ヶ岳を望みながら周回することができます。一周約7kmで2時間弱で周回が可能です。

・大江湿原
福島県側から入ると最初に広がる湿原です。全長1.5km幅250mに渡っています。7月頃のニッコウキスゲの群生が見所です。

・尾瀬ヶ原

東西6km、南北3kmに渡る地域に広がる湿地帯で尾瀬の代名詞とも言える地域です。

・燧ヶ岳(ひうちがたけ)

尾瀬の中央に位置する燧ヶ岳は、2,300m以上の山として日本で最も北に位置し、東北地方最高峰(2,356m)である。峰には山小屋や売店などは無いため早朝登山が望ましい。

・至仏山(しぶつさん)

標高2,228mの山で、尾瀬一帯を眼下に見下ろすことができる。オゼソウ・ホソバヒナウスユキソウ・タカネバラ等の高山植物が有名。

| 尾瀬のマナー

尾瀬を訪れる際には以下のマナーを守り、尾瀬の自然を維持するご協力をお願いします。

  • ゴミは持ち帰り
  • 湿原には立ち入らない
  • 木道や登山道から外れない
  • 公衆トイレは協力金を入れてから使用する

| 尾瀬を楽しむための持ち物ガイド

歩きやすく整備された木道や登山道が用意されている尾瀬。美しい自然を楽しむには心構えと準備も必要です。尾瀬は山の上の高地ですので平地とは気温や天気が異なることもあります。しっかりと装備を整えて安全で楽しく自然に触れ合えるようにしましょう。

〇服装
夏でも気温差が大きくなることがあるのが山の気候。半袖だけはなるべく避け肌を露出しない服装を心がけましょう。シャツは暑い時や寒い時に脱ぎ着しやすいものを選び替えの用意も忘れずに。
リュック
すべての装備が入るギリギリの容量よりも、少しだけ大きめのものを選びましょう。一泊二日の場合なら30~35リットル程度あると安心です。
シューズ
木道歩きだけならスニーカーでも大丈夫と思われがちだが滑って転び足首を痛めてしますこともあります。滑りにくいハイカットの登山靴を選ぶと安心。
〇 防寒・雨具
日中は暑くても朝晩は思いがけず冷え込むことも。初夏や初秋には雪があることもあります。また平地では雨が降っていなくても山では天候が急変し雨になることも。雨具の用意は忘れずにしていきましょう。
〇保温ポット
こまめな水分補給は大事です。保温ポットがあれば寒い時にも温かい飲み物で体を温められますので常備しておきたい。
〇トレッキングポール
燧ケ岳や至仏山への道は急な斜面も多く滑りやすい場所もあります。トレッキングポールがあると安心。